自由民主党

このページでは当会が自由民主党に向けて政策提言した内容について紹介。

『日本版ユースパーラメント 若者と政党の「政治参加」ガチンコ論争! 自民党青年局×日本若者協議会』

【開催概要】

日時:2015年12月7日(月)18:00~21:00(懇親会含む)

場所:自由民主党本部 第1部・懇親会 901号室 第2部 リバティ2・3号室

主催:自民党青年局、日本若者協議会

 

《議員パネリスト》 牧原秀樹 青年局長、衆議院議員

牧原1

村井英樹 自民党青年局18歳選挙権対策・遊説部長、衆議院議員

村井議員1

小林史明 自民党青年局学生部長、衆議院議員

小林議員

 

[若者からの提案]

(行政)

・マニフェストなどを簡略化。

・若者政策を一括して行う「若者青年事業庁」の設立。

・引っ越しをした際に住民票を移しやすくする。

(主権者教育)

・自分の意見を表明する教育。(ディスカッションの授業など)

・地元議員が学校で講演や議論など交流イベントの開催。(国会議員から市議まで参加。他党との討論型イベントどうか。)

・感情的ではなく理性的に思考する教育。

・自分の町の問題をテーマにして考える教育。

・義務教育の時点で主権者教育をする。

・主権者教育をする教員の質を上げる。

(投票制度)

・マイナンバーを利用したネット投票の実施。

・義務投票の実施。 ・不在者投票の簡略化。

(選挙制度)

・被選挙権年齢を18歳に引き下げ。

・供託金を廃止し、署名による担保をする。

・世代別選挙区制度。

(その他) 自民党のネット戦略を変えるべき。(ダサくて若者は見ない)

参加者3

[議員からの回答](時間の都合上、一部の政策は割愛)

・ネット投票制度 →ネット投票に前向きに検討中。 エストニアなど各国の制度を研究中。自民党の議員の公募をネットで行う。この結果を参考にネット投票も議論したい。

・地元議員が学校で講演や議論など交流イベントの開催。 →是非、実施したい。全国の学校に自民党議員と交流イベントをしたい。 しかし、学校側からの反対があり、難しいのが現状。

・マニフェストの簡略化 →そう簡単に簡略化できないのでは?有権者には政策を進める候補者のバックグラウンドを明らかにさせるべきであり、長文になってしまうのではないか?

・自分の町の問題をテーマにして考える教育。 →政治制度の教育で、その制度があったことで変わった歴史などを教えたらどうだろうか?自分の身近なことを例に考えるのは良いのではないか?

・ネット戦略の変更 →自民党Youtube番組「Cafesta」の30分動画を約3分で見れるダイジェスト版を作り、見やすくする。 FacebookだけではなくTwitterやLINEなどの利用者にもアプローチする・

・主権者教育をする教員の質を上げる。 →モンスターペアレントの存在で教員の負担が多い。外部の有識者の協力ができるようにするべきではないか。

・供託金を廃止し、署名制度へ →とても良いと思う。しかし、最近、選挙費用は安くなっている。地方議員はも っと安い。

・被選挙権年齢の引き下げ →青年局は安倍晋三首相に既に提言した。検討していきたい。しかし、社会の理 解が進んでいない。18歳選挙権が認められた初の参議院選挙での結果を考慮し たい。

・次回イベントの開催はあるか? →是非、やらせて頂きたいです!

 

 

「自由民主党政務調査会成年年齢に関する特命委員会(第14回)」

日時:2015年8月26日(水) 15:00~16:00 場所:自由民主党本部 704会議室

  • 出席議員

今津寛 衆議院議員、平沢勝栄 衆議院議員、西田昌司 参議院議員、牧原秀樹 衆議院議員、磯崎陽輔 参議院議員 ほか若干名

  • 出席関係省庁

法務省、警察庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、内閣官房 最高裁判所

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《1.飲酒・喫煙の年齢引き下げ》

〔賛成〕

・高校を卒業したら自立できる年代であり、飲酒なども高校卒業時、解禁で良いと思う。

・選挙権を得る年齢に合わせて18歳にそろえるべき。

・大学の新歓コンパでは事実上、未成年による飲酒が行われている。トラブルを避けるためにも引き下げをするべき。

・18歳は物事の分別がつく年齢であり、医学的な問題がなければ引き下げても良い。

〔反対〕

・肉体的障害が起こるかもしれない飲酒、喫煙を20歳からにすれば、身体的な危険というのは避けられる可能性がある。

・大学の新歓コンパで、20歳以下に引き下げると、飲酒の強要をさらに断れないと思う。

・18歳という年齢で分けてしまうと高校の中で飲酒・喫煙できる可能性がある。それは教育上問題。

〔補足意見〕

・飲酒・喫煙に関しては18歳という年齢で分けるのではなく、高校を卒業し、次年度を迎えた満18歳からにするべき。

 

《2.公営競技(競馬・競輪・ボートレース)といったギャンブルの年齢引き下げ》

〔賛成〕 ・公営競技の収入は、自治体の収入となり、社会貢献に繋がるので若者にもその機会を与えても良い。

・18歳はもう仕事でお金を稼げるので、自分で責任を持ってやれば問題はない。

〔反対〕 ・18~19歳はまだ未熟な部分がある。ギャンブル依存症・自己破産の危険がある。

〔補足意見〕 ・18~19歳はかけられる金額に制限して、参加できるようにすれば良い。 11960171_965806070127911_1634348374953162040_n

 

《3.少年法の18歳という年齢について》

〔賛成〕

・18歳は就職や進学で人生の選択をする年齢で、大人として扱うべきです。それに伴い、刑事罰も大人と同様にするべき。

・18歳から車の運転ができる。つまり、交通事故によって人を殺してしまう可能性がある。ならば、その責任も伴うのは当然。

〔反対〕

・18~19歳に更生の機会を与えるためにもドイツのような20歳までの2年間は善悪の線引きを考える保護対象年齢として準備期間が必要。

《4.その他》

・被選挙権年齢25歳ではなく、成年年齢に合わせてもよいのではないか。

 

全体として多かった意見は、高校卒業直後の18歳の4月から飲酒、喫煙が可能になるのがよいのでは、という意見でした。一方で、高校へ進学しない人や、留年・浪人をする人もいるため、課題も残ります。それに対して、法律上は18歳の誕生日から可とし、校則で卒業するまで禁じるなどの方法も提案されました。 これらの意見を踏まえて、特命委員会は今年9月2日に政府に提言されました。

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 『日本版ユースパーラメント 若者と政党の「政治参加」ガチンコ論争! 自民党青年局×日本若者協議会』