こんばんは!日本若者協議会準備会です。
先週の木曜日に公明党さんとイベントをさせて頂いたので、今回はその報告をさせて頂きたいと思います!
日本版ユース・パーラメント 若者と政党の「政治参加」ガチンコ論争!~公明党編~
日時:2015年7月9日(木)
時間:17時~19時半
場所:参議院議員会館 B104会議室
<スケジュール>
17:00 <第一部>若者参加者による事前ミーティング
・アイスブレーキング
・若者の政治参加に関する意見交換
17:30 <第二部>公明党議員との意見交換
・主催者挨拶
・若者と議員の意見交換
・若者の政治参加について最近の動向の紹介
・若者パネリストより、公明党への要望を発表
・要望内容を元に意見交換
・公明党の意見・取組等の発表
19:00 閉会→終了後は懇親会へ
<第1部>では事務局側から今までの活動の流れを紹介させていただきました。そして、若者の政治参加を達成するためのテーマとして①若者の関心②投票制度③選挙制度④行政(若者の直接参加)について初めましての方同士で顔合わせも兼ねまして意見交換も行いました。
<第2部>の前半では日本若者協議会準備会と公明党さんからそれぞれ挨拶をした後、グループディスカッションを行いました。先ほどの第1部で挙げたテーマをもとにそれぞれの興味がある所に若者は分かれて頂いて議論を行いました。その周りを議員さんが回って適宜コメントを頂いきました。
グループディスカッションはとても活気のあって様々な意見を交わしあい、良い議論が出来たと思います!
以下はグループディスカッションのまとめとなります。
<1>若者の関心
・なぜ(若者が政治に)関心を持てないのか?
→「どうせ行っても何も変わらない」 「リアリティがない」 「制度がよくわからない」
つまり10~20代議員が少ないから若者にリアリティがないし、若者に関わる話が少ないのではないのか?
よって同世代の議員を送り込むのは大事になり、近日中で言えば2016年夏の参議院選挙のタイミングで、35歳以下の議員を一人でも多く送りこむことが大事になるのではないか。
また違った観点からだと、主催者教育を議員さんが直接高校などに足を運んで、議員さんと話すことで実感を得る方法もあるのではないか。一年で一回程度そのような機会があれば。政治との距離も身近に感じられるのではないか。
<2>投票制度
・今の社会の現状に不満があり、政治を変えたい気持ちはあるが、投票に 行っても変わらないという意識があって投票率が低い。ではどのようにしたらよいのか?
(1)義務投票制度&罰金
(2)ドメイン投票制
0~18歳に投票権& 親が投票を代理する。そうすれば前述の世代2000万人分は親の代理投票によって票に反映される。高齢者4割では、今の選挙制度では若者の意思は反映されづらく、抜本的な制度改革をしてほしい。
<3>選挙制度
上記の2つのような「投票をしに行く」観点からでなく、「選挙に出る」観点から考えた。
(1)被選挙権
この度選挙権は18歳に引き下げられた。では被選挙権も変えた方がいいのでは?
国政と地方政は分けて考え、地方政は18歳に引き下げ、国政は最初に参議院を衆議院と同じ25歳に引き下げ、 最終的に選挙権年齢と同じ18歳に引き下げてほしい。
(2)供託金制度について
選挙出るのに600万円かかる。20代や30代の平均年収 を考えればとても高くで、選挙に出るのに大きな弊害になっている。そこで、まず25歳以下は年収の差もそこまでないので10万円等一律の金額にし、それ以上の年齢は年収に沿った金額にするべき。後、公職選挙法自体が古い法律なので抜本的な改革を求めたい。
<4>行政(若者の直接参加)
・政策立案に対して直接若者の意見を伝えられるようにする。
(行政の中に)若者政策を行う責任をもつ部局がないので、優先順位が低くなっている。そこで、若者政策に対して責任を持つ部局を作ってほしい。
・任意団体にとどまることなく、(自治体レベルで)大学や高校の全ての学生が提案に参加できるようにしてほしい。
・若者省のような場所で、パブコメのように若者の意見を募集できるような制度を作ってほしい。
このグループディスカッションを踏まえて、若者vs公明党議員でパネルディスカッションが行われました。若者側のパネラーからの要望に、前向きな回答が頂けたのが印象的でした。以下内容(発言要旨)になります。
(若者側のパネラー)
・斎木陽平さん(慶應大学大学院/一般社団法人リビジョン 代表理事)
・古野香織さん(中央大学/Vote at Chuo!! 代表)
・堀俊太郎さん(東京大学/学生団体GEIL 副代表)
・富樫泰良さん(Club World Peace Japan 理事長)
(公明党側のパネラー)
・石川博崇青年委員長
・樋口尚也青年局長
・国重徹青年副委員長
・新妻秀規青年副委員長
・神坂達成青年局次長(さいたま市議)
(注)若者側は(若)、公明党さん側は(公)と表記します
政治参加がデーマ。
どういいことがネックなのか。
引っかかっていることを言ってほしい。
(若)
(18歳選挙権について)
やっぱり投票率低かった!では、まずい。
では、若い人投票行くか?というと、若者の立候補者が少ない。(若者の関心が高まりにくい)
参議院定数是正に強い姿勢を見せた。
被選挙権も下げたらどうか?
そういうい人を比例で公明党さんから出すなどしたら。
(公)
進めること自体は基本いいと思う。
ただし、来年の夏は、周知(広報)期間が少なく、難しいのでは。
(公)
分かるような提示が必要。
周知期間も必要。
(若)
被選挙権は、立候補する側に、周知期間が必要なのか?
若い人がもっと投票行きたい!と思うようにするには、25歳まで下げれば注目集まるし、そういう部分でもっと進めてほしい。
(若)
・大学で期日前投票の取り組みを東京では初めて行っています。
その際、八王子の選管と話し、「高齢者・障害者は、バスに乗ってでも行くのに、若い人は近くないと行かないのか。」と言われる。どれくらい来るかもわからないのに。
・関心高めたいだけでは難しい。
・手間やコストをはぶいても、若い人が選挙に行ってほしいというのを、行政側からもアプローチしてほしい。次の選挙でどれくらい行ったかが大変注目されるからこそです。
(司会)
・本当に18歳で大丈夫?という根強いマインドもある。
・政党としてどう取り組むか?
(公)
・間違いなく大切。70年ぶりの改正は日本の歴史では大きな第一歩。
・(選挙権を18歳にして)大丈夫?という声は、決まった以上は時間が経てば収束していく。
・もっといい機運を高めるには、期日前投票も大事。実際に、阪大(大阪大学)でも期日前投票をする取り組み進めている。
・制約は、市町村ごとに選管が決める。
・その地区に住んでいない人も学生がいるので、それがネックになる場合もある。
(公)
・大きな駅に投票所設置できないか?という動きもあるが、難しい。
(公)
・キャンパス内はぜひやるべき。
・法改正が絡まない、大学での推進はぜひ進めるべき。
・国からも働きかけないといけない。
・マイナンバー・二重投票など起こらないようにするなどは必要。
・コスパは、大学は間違いなく投票率上がる。
・選挙に参加することに意義がある。そうしないと日本は持たないという話しだ。
(若)
・(選挙に)参加は大事。
・一方少子化対策は待った無し。
・今から少子化対策をしても、間に合わない。
・なぜ子供がうめないか。雇用・子育てのバランスのとり方が難しい世の中で何とかしなければならない。
・責任をもつ審議会・国会期間・常任委員会などをつくるべきだ。特に、こういう問題は、厚労省につくるのではなく、責任をつくる部署をつくるリーダーシップを持たせるのが重要。
(公)
・(堀さんの意見に)同感。スウェーデンには若者省ある。仕組みが出来ている。
・若者省・若者担当大臣を進めていく。
・過渡期は、今ある行政機関でカバーできる仕組みをつくるべき。
・18歳選挙権。若者が投票しないからではなく、自分たち(青年議員)が話を聞きに行かないからだ、と考えるべきだと思う。
・もっと我々(議員)が若者の声を聞くべき。
・若者が生きていく社会は、(高齢者側から見れば)孫が生きる世界。本来は世代間対立の話しではないので、悲しい。
(公)
・雇用対策基本法では、高齢者・障害者・女性・若者を支援すると決めている。
・若者だけが出来ていない。無視されてきた。若者の雇用を推進する法律がなかった。
・地域若者ステーション・ジョブステーションなど予算措置で対応してきたが、予算を削られたり。法律に基づく若者雇用を、なんとか今国会で通したい。
・ブラック企業対策もやってきた。
・労基法違反を何回も繰り返す企業からの求人票はハローワークで受け付けないようにした。
・できるところは全力でやっていきたい。
(公)
・長野県では、公明党では、若者概ね30歳を登用することが決まった。
(若)
・若者にとって、政治参加をするために議員になることで一番の障害はお金の問題。
・(20代~30代の)供託金を払うのは平均年収では足りない(参考:国政で最大600万円)。それ以外でも選挙ではお金がかかる。若者に300万円を出せる財力はないです。
・25歳までは平均年収は大体同じくらい。そこで25歳までの供託金は、一律で下げてほしい。そして、それ以上は、年収や年齢に応じて供託金の額を上げる仕組みにしてほしい。
(公)
・供託金がなければ(候補者が)乱立するということもある。
・年齢・年収で切ることも考えていければ。きちんと考えていければと思います。
(若)
・質が落ちるのではないか?という回答は想定していた。
・そこで供託金に代わり、推薦人制度はいかがかでしょうか?住民の直接請求の制度などを参考にしたりして。例えば選挙に出るために100人以上の署名を集めるなど。人口比率でも良いと思います。
選挙での盛り上がりにも関わる。
・推薦人指名期間で盛り上がりが出来る。一石二鳥どころか、メリット沢山なのではないか。ここで時間切れとなりパネルディスカッションは終了しました。この後、時間が押していたので1名だけでしたが若者川の参加者から質問とその回答を頂きました。
今回のイベントの内容は以上になります。いかがでしょうか?若者側からも公明党さん側からも 「勉強になった」 「楽しかった」 などの声を聞くことが出来て、良いイベントになったのではないかと思っております。またこのような機会が出来ましたら、また告知させていただくので、その時は是非参加してください!お待ちしております!
以上、これまで!また読んでくださいね~。