「校則見直しガイドライン」案パブリックコメント募集のお知らせ
これまで日本若者協議会では、ブラック校則見直しや「学校内民主主義」(校長だけで意思決定するのではなく生徒・教員・保護者なども交えた意思決定)の実現を文部科学省などに対して訴えてきましたが、先日文科省から各教育委員会に対してブラック校則見直しや、生徒・保護者も交えた校則見直しの事例が紹介され、今後全国的に学校内で生徒も含めた校則の見直しが加速することが想定されます。
一方、校則の内容については、生徒指導提要(平成22年3月文部科学省)において示されているとおり、「学校が教育目的を達成するために必要かつ合理的な範囲内において定められるもの」とされており、その範囲は曖昧かつ理不尽な校則を妨げるには至っていません。
また、生徒・保護者に意見を求めるにしても、これまでさまざまな点において細かく校則を定めてきた既存の延長線上でしか考えられず、必要以上に自らを制約(細かくルールを定める)してしまう、少数者の権利が尊重されないといったケースも散見されます。
そこで、校則見直しの際の判断軸になるようなガイドラインが必要ではないかと考え、日本若者協議会では2021年7月に「校則見直しガイドライン作成検討会議」を設置しました。
これまで四回「検討会議」を開催し、議論を重ねて参りましたが、ガイドライン案ができたため、パブリックコメントを募集します。
また別途、ガイドラインの背景や具体的な見直しの方法等について解説書を作成します。
ガイドライン案
https://docs.google.com/document/d/1h5uUL8ltHZYAI9ixcSe7255h3Q2VDCsKj7pwKFqullg/edit?usp=sharing
意見募集フォーム(意見がある方はこちらに記入をお願いします)
https://forms.gle/dwhNcDrzrB4Y7aFDA
募集期限:2021年9月19日(日)23時59分
頂いたコメントも参考に、第五回「校則見直しガイドライン作成検討会議」を経て、ガイドラインとしてまとめる予定です。
確定次第、順次、文部科学省、都道府県教育委員会等に提言予定です。