11/13 EUソーシャルタクソノミー第二回勉強会開催のお知らせ

現在、EUでは、環境的に持続可能な経済活動を分類する「グリーンタクソノミー」に加え、社会的に持続可能な経済活動の分類・定義を行う「ソーシャルタクソノミー」の策定を進めています。

タクソノミーとは、「分類」の意味で、企業の社会的貢献活動を促進すること、「グリーンウォッシュ」などの上辺だけの環境訴求を抑止することが目的です。
条件を満たした事業のみ、環境的に持続可能と判定されます。

「ソーシャルタクソノミー」では、「ディーセントワーク(人間らしい仕事の実現)」「エンドユーザーの十分な生活水準と福利厚生」「包括的で持続可能なコミュニティと社会」の3つを社会目標に設定し、①以上の目標のどれかに実質的に貢献しており、②他目標を阻害せず、③ミニマムセーフガード基準(最低基準)を満たす、という3条件をクリアした事業活動を、社会的に持続可能と判定します。

ソーシャルタクソノミー最終報告書(2022年2月)
https://ec.europa.eu/info/sites/default/files/business_economy_euro/banking_and_finance/documents/280222-sustainable-finance-platform-finance-report-social-taxonomy.pdf
※初回に日本語で解説します。

10/30 第一回勉強会 http://ptix.at/6LLSCy

こうした背景を踏まえ、日本若者協議会 労働・社会保障政策委員会では、EUの動向を勉強した上で、日本版ソーシャルタクソノミーの策定に向けて提言活動をしたいと考えています。

そこで、今後半年ほどかけて、勉強会を開催していきます。

第二回は、ソーシャルタクソノミー策定の根拠となっている、関連の国際条約について学びます。
1 世界⼈権宣⾔(国連)
2 経済的、社会的及び⽂化的権利に関する国際規約(国連)
3 市⺠的及び政治的権利に関する国際規約(国連)
4 労働における基本的原則及び権利に関するILO宣⾔(ILO(国際労働機関))
5 多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣⾔(ILO)
6 欧州⼈権条約(EU)
7 欧州社会憲章(EU)
8 欧州基本権憲章(EU)
9 欧州社会権の柱(EU)
10 SDGS(国連)
11 国連ビジネスと⼈権に関する指導原則(国連)
12 国連グローバル・コンパクト(国連)
13 OECD多国籍企業⾏動指針(OECD)

持続可能な社会、労働環境の改善、ジェンダーギャップ解消、人権保障、市民社会などに関心のある方はぜひご参加ください!

参加申込先→ http://ptix.at/2kG1os

■開催概要
イベント名:EUソーシャルタクソノミー第二回勉強会
日時:11月13日(日)19:00~20:30
場所:オンライン(Zoom)
対象者:持続可能な社会、労働環境の改善、ジェンダーギャップ解消、人権保障などに関心のある方
参加費:無料

■当日スケジュール:
18時50分 開場
19時00分 開会・趣旨説明
19時10分 ソーシャルタクソノミー策定の根拠となっている、関連の国際条約の内容について解説
解説者:三枝亮太&田野皓大(日本若者協議会)
20時00分 質疑応答&意見交換
20時30分 閉会

参加申込先→ http://ptix.at/2kG1os

・日本若者協議会では共に政策を考え提言する仲間である「会員」を募集しております。今後イベント情報や優先的な登壇機会等を提供いたしますので、希望する方は以下をご確認ください。
学生は入会費・年会費無料となっております。
→ https://bit.ly/2DnP3Dd

・日本若者協議会とは
2015年から「若者の声を政策に反映させる団体」として各政党との政策協議、政策提言を行っている団体です。若者の政治参加、教育、子育て、労働、ジェンダー、環境問題など、若者に大きく関係する政策を主に提言しています。2016年参院選以降の国政選挙では、主要6政党の公約に載せることに成功し、すでに多くの提言が実現しています。2018年5月に発足した超党派の「若者政策推進議員連盟」では事務局を担当。個人・団体会員の合計は約4,900名となっています(2022年9月時点)。
https://youthconference.jp/