6/6 「学校の自由は失われつつあるのか?令和時代の学校のあり方を考える」オンラインシンポジウム開催のお知らせ
「北園現代史~自由の裏に隠された衝撃の実態~」。
高校生が制作したドキュメンタリー映画が、4月はじめにYouTubeで公開され、大きな話題を集めました。
そこでは、自由な校風が失われつつある現状が映し出されていました。
『都立北園高校は、”自由の北園”という異名で古くから知られており、頭髪や服装、化粧などを細かく定める校則がありません。その校風が豊かな文化を生み、多彩な卒業生を輩出してきました。しかし近年、その伝統を大きく揺るがす事態が起きています。「高校生らしさ」を理由とした髪染め指導の強化、北園WEEK廃止、PTA広報誌写真差し替え事件、生徒会選挙干渉事件etc…。これを重く受け止めた我々生徒有志は、北園高校の”自由”の歴史を過去と現在の両方から探り、これからの北園の在り方を見つめ直すドキュメンタリー映画「北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~」を制作することを決めました。』(映画概要から抜粋)
こうした事例は北園高校に限らず、都立高校では、ここ十数年で制服や標準服の導入が増えており、以前より指導・管理が厳しくなっている学校も珍しくありません。
そこで、学校の自由は失われつつあるのか、これからの時代に学校はどうあるべきなのかについて考える、オンラインシンポジウムを開催します。
一部ではドキュメンタリー映画『北園現代史~自由の裏に隠された衝撃の実態~』を制作した中村眞大さんと、学校制服などについて取材してきた教育ジャーナリストの小林哲夫さんに講演していただきます。
二部では『ブラック校則』などの著者であり教育社会学者の内田良 名古屋大学准教授をファシリテーターに迎え、自由の森学園高等学校の菅間正道校長、公立高校教員の斉藤ひでみ先生も交えながら、学校の自由、制服・頭髪指導などについて議論します。
また三部では、会場(Zoom)からも意見や質問を募集してさらに議論を深めたいと思います。
【開催概要】
テーマ:学校の自由は失われつつあるのか?令和時代の学校のあり方を考える
日時:2021年6月6日(日)20時00分〜22時00分(開場19時50分)
場所:オンライン(Zoom)
https://us02web.zoom.us/j/89978013508?pwd=cEdPNHFDS1BHZ2NzK0VxY003UHpLUT09
ミーティングID: 899 7801 3508
パスコード: 687871
YouTube Liveでも生配信します。
https://youtu.be/e-rsYDG4Q5M
主催:日本若者協議会
参加費:無料
■当日スケジュール:(予告なく変更する可能性がございます)
19:50 開場
20:00 開会
20:05 第一部 学生・ジャーナリストによる講演
・中村 眞大(「北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~」プロデューサー兼監督)
・小林 哲夫(教育ジャーナリスト)
20:35 第二部 現役の校長・教員も交えながら議論
ゲスト:上記2名に加え、内田 良(名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授)、菅間 正道(自由の森学園高等学校校長)、斉藤 ひでみ(公立高校教員)
21:35 第三部 会場から質問を募集して議論
22:00 閉会
事前申込は不要です。ご参加をお待ちしております。
■講演者プロフィール
・中村 眞大(なかむら まさひろ)
2018年、東京都立北園高校に入学し、卒業を控えた2021年2月から高校の自由な校風が失われつつある現状に問題提起するドキュメンタリー映画「北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~」のプロデューサー兼監督として制作を行い、YouTube上に公開した。
映画URLはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=UKPbeBCYFr8
・小林 哲夫
1960年生まれ。教育ジャーナリスト、編集者(テーマは教育、社会運動)。1994年から朝日新聞出版「大学ランキング」編集者。著書に『学校制服とは何か』『神童は大人になってどうなったのか』(朝日新聞出版)、『平成 令和、学生の社会運動』(光文社)、『大学とオリンピック』『高校紛争1969~1970 「闘争」の証言』(中央公論新社)など。
<日本若者協議会とは>
2015年から「若者の声を政策に反映させる団体」として各政党との政策協議、政策提言を行っている団体です。若者の政治参加、教育、子育て、労働、ジェンダー、環境問題など、若者に大きく関係する政策を主に提言しています。2016年参院選や2017年衆院選、2019年参院選では、主要6政党の公約に載せることに成功し、すでに多くの提言が実現しています。2018年5月に発足した超党派の「若者政策推進議員連盟」では事務局を担当。個人・団体会員の合計は約4,600名となっています(2021年5月時点)。