6/4「政党学生部の今と未来を考える会」開催のお知らせ

1.企画趣旨
 1990年代以降、日本人の投票率はとくに若年層を中心に低下傾向にあります。また、政治家の選挙活動の手伝い、個人後援会や集会への参加、署名活動、政治家や行政職員に対する陳情、デモやストライキなどの抗議活動への参加といった、投票以外の形態の政治参加についても参加水準は概して低く、年々低下する傾向にあります。
 先行研究では、政治関心や参加規範、政治的有効性感覚など政治参加を規定する様々な変数の存在が指摘されています。中でも「市民の自発的参加モデル」(Verba et al. 1995)では様々な社会的ネットワークを通じてなされる勧誘を指す「リクルートメント」が強調されています。その観点で欧米諸国では政党青年部が、学校選挙や学校内での選挙活動等を通じて、同世代と政治との距離を身近にし、政治参加を促す重要な役割を果たしています。

 日本若者協議会として2021年3月17日に両角達平さんを講師とした勉強会を開催したところ、「欧米各国では、政党青年部は若者の声を集めて代弁し若者世代のために活動するのが主目的となっている」「党内の政策形成過程において影響力を発揮することが望ましい」「超党派で青年部の横のつながりを作ることが望ましい」という意見が出ました。
 これらを踏まえて、まずは政党学生部・青年部の党派を超えた連携と未来の学生部・青年部のあり方について議論を深めるべく、各党学生部・青年部の皆様をお呼びしイベントを開催いたします。

参加申込先→ https://youth-department.peatix.com/

2.企画概要 
日 時:2021年6月4日19時00分〜21時00分(終了後、懇親会有り)
場 所:オンライン
対 象:
・政党青年部・学生部所属の29歳以下の若者
・政党青年部・学生部への加入を検討している29歳以下の若者
※学生のみを対象としているものではありません。若手社会人を含めた29歳以下の若者を対象としております。
※30歳以上であっても、「傍聴」としてご参加いただけます。
規 模:30〜50名程度
名 称:政党学生部の今と未来を考える会
主 催:日本若者協議会
参加費:無料

3.参加団体
<参加確定>
・公明党学生部・学生局
・立憲民主党ユース

<打診中>
・自由民主党 学生部・青年部
・日本共産党 青年部
・日本維新の会 学生部
・れいわ新選組若者勝手連
(2021年5月26日現在)

4.内容
第1部 各政党学生部での準備
19:00 開会
19:05 挨拶、趣旨説明(日本若者協議会)
19:10 テーマに関する説明(日本若者協議会)
19:15 各政党学生部内での準備
19:55 休憩(5分)

第2部 各党学生部によるパネルディスカッション(60分)(オンライン)
20:00 学生部代表によるパネルディスカッション
・各学生部グループから1名代表を選んでもらいパネルディスカッションを行います。
・ディスカッションテーマは下記になります。
①各学生部の紹介
②政党学生部が政党内で影響力を高めるためにはどうしたらよいのか
③政党学生部の立場から若者の政治参加を促進させるにはどうしたら良いか。
※「テーマに関する説明」の中でも説明いたしますが、影響力とは「日々の生活の諸側面や社会の優先順位について影響を与えることができる状態」を指します。
※政党学生部・青年部に興味関心を持っている外部参加者も議論に加わっていただき、各学生部・青年部の雰囲気を感じ取ってもらいます。
モデレーター:佐々木悠翔 (日本若者協議会 理事)

20:45 閉会
第3部 懇親会

参加申込先→ https://youth-department.peatix.com/

5.主催団体・日本若者協議会とは 
 2015年から「若者の声を政策に反映させる団体」として各政党との政策協議、政策提言を行っている団体です。若者の政治参加、教育、子育て、労働、ジェンダー、環境問題など、若者に大きく関係する政策を主に提言しています。2016年参院選や2017年衆院選、2019年参院選では、主要6政党の公約に載せることに成功し、すでに多くの提言が実現しています。2018年5月に発足した超党派の「若者政策推進議員連盟」では事務局を担当。個人・団体会員の合計は約4,600名となっています(2021年5月時点)。
https://youthconference.jp/  

6.取材・連絡先
e-mail:youthcommissionjapan@gmail.com
facebook:https://www.facebook.com/YouthParliamentJapan