9割以上の学生が「生理によって学校を休みたいと思ったことがある」にもかかわらず、そのうち68%が休むのを我慢している、学校での「生理休暇」についてのアンケート結果まとめ

日本の労働者には、生理日の体調不良で働くことが難しい場合に「生理休暇」を求める権利があります。一方、このような生理休暇の制度は小学校や中学校、高校には基本的にありません。

そこで、日本若者協議会と#みんなの生理では、学校(小・中・高校、専門学校、大学など)に在籍されている方を対象に、小学校、中学校、高校での生理休暇の導入について合同アンケートを実施しました。インターネット上で回答を募集した結果、300名にご回答頂きました。

現在、本アンケート結果等を踏まえ要望内容をまとめており、近日中に関係各所に提出予定です。

アンケート結果のサマリー

・生理によって、83%が学校や授業を休みたいと思ったことがある、88%が部活や体育など運動を含む活動を休みたいと思ったことがある。(どちらかを休みたいと思ったことがある人は92.7%

・一方、52%が生理によって授業を休んだことはない、42%は部活・体育も休んだことがないと回答した。

・生理によって、学校や授業、部活・体育を休みたいと思った人のうち、68.3%は休むのを我慢している。

・休みたいと思ったけど、休めなかった理由としては、「成績や内申点に悪影響が出ると思った」が最も多かった。

・休めなかった結果として、9割以上が「体調が悪化した」「授業などに集中できなかった」「我慢して倒れた」などの困った、大変だった経験をしている。

・生理によって授業や部活を休んだことで困ったこととしては、「欠席扱いにされたことで、成績や内申点が下げられた」が多く挙げられた。

・学校に生理に関するガイドラインがあると答えた割合は2%

・「生理休暇」を学校に導入することに92%が賛成

・生理休暇以外に求めることとしては、男性や教員の生理への理解、幼少期からの生理教育の充実(ナプキン、タンポン、月経カップなどの使い方、婦人科への行き方等)、経済的負担の軽減が多く挙げられた。

アンケート結果詳細→ https://youthconference.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/b579180648f7f7ec2ccc80bc44588174.pdf

日本若者協議会は、若者の声を政府や社会に届ける「窓口」として、若者政策の立案、各政党との政策協議、政策提言を行っている若者団体です。

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